なすとベーコン、トマト缶で作る、家庭向けの簡単トマトパスタです。
「なすとベーコンのトマトパスタを作りたいけれど、なすが油っぽくならないか心配」「トマト缶のソースが水っぽくなりそう」と感じる方にも作りやすい内容です。
なすは油を吸ってやわらかくなり、ベーコンは炒めることで旨みが出ます。そこにトマト缶を合わせると、少ない材料でも満足感のある一皿になります。
平日夜に「今日はしっかり食べたいけれど、難しい料理はしたくない」という日にも作りやすいパスタです。
この記事では、なすの炒め方、ベーコンの旨みの出し方、トマト缶の煮詰め方を、料理初心者の方にも分かりやすく紹介します。
この記事で分かること
- なすが油っぽくなりにくい炒め方
- ベーコンの旨みをトマトソースに生かすコツ
- トマト缶を水っぽくしない煮詰め方
- 平日夜にも作りやすい簡単トマトパスタの流れ
なすとベーコンのトマトパスタは満足感のある一品
なすとベーコンのトマトパスタは、野菜のやさしい甘みとベーコンの塩気が合わさる、食べごたえのあるパスタです。
なすは火を通すと、とろっとした食感になります。トマトソースを吸いやすいので、パスタ全体に味がなじみやすいのも魅力です。
ベーコンは、最初にじっくり炒めることで脂と旨みが出ます。その旨みをソースに移すと、短い時間でも味がぼやけにくくなります。
トマト缶を使うので、季節を問わず作りやすいのも便利なところです。
トマト缶の扱いに慣れておくと、基本のミートソースパスタや、余ったトマト缶の使い切り方にも応用しやすくなります。
基本情報
- 調理の目安:20分前後
- 人数の目安:2人分
- 使う主な材料:なす、ベーコン、トマト缶、スパゲッティ
- 作りやすい日:平日夜、家族ごはん、しっかり食べたい日
材料|なすとベーコンで作る簡単トマトパスタ
2人分の目安です。

| 材料 | 分量 | 補足 |
|---|---|---|
| スパゲッティ | 160g | 1人80g目安 |
| なす | 2本 | 小さめなら2本、大きめなら1〜1.5本 |
| ベーコン | 3〜4枚 | ブロックベーコンでも可 |
| カットトマト缶 | 1/2缶 約200g | ホールトマト缶でも可 |
| にんにく | 1片 | チューブなら少量でも可 |
| オリーブオイル | 大さじ2 | なす用に少し多め |
| パスタのゆで汁 | 大さじ2〜4 | ソース調整用 |
| 塩 | 適量 | パスタをゆでる用・味付け用 |
| こしょう | 少々 | 仕上げに |
| 粉チーズ | お好みで | 仕上げ用 |
| 乾燥パセリ | お好みで | 彩り用 |
トマト缶を1缶使いたい場合は、材料を約2倍にして4人分にすると作りやすいです。
半分だけ余ったトマト缶は、スープや別のパスタに使えます。使い切り方を知っておくと、食材を無駄にしにくくなります。
下準備|なす・ベーコン・にんにくを整える
なすの下準備
なすはヘタを取り、1cm幅くらいの半月切りにします。
細すぎると、炒めている間に形が崩れやすくなります。少し厚みを残すと、とろっとした食感が残りやすいです。
切ったなすは、気になる場合だけ水に2〜3分ほどさらします。長く水にさらしすぎると水っぽくなりやすいので、短めで大丈夫です。
水にさらした場合は、キッチンペーパーでしっかり水気をふき取ります。水気が多いと油がはねやすく、焼き色もつきにくくなります。
ベーコンの下準備
ベーコンは1cm幅くらいに切ります。
薄切りベーコンなら、短時間でも旨みが出やすいです。ブロックベーコンを使う場合は、食べやすい細切りにすると満足感が出ます。
ベーコンは塩気があるので、あとから入れる塩は少なめに調整します。
にんにくの下準備
にんにくはみじん切りにします。
にんにくは焦げやすいので、細かくしすぎた場合は火加減に注意します。にんにくの扱いに不安がある方は、にんにくのみじん切りの基本を確認しておくと安心です。
にんにくチューブを使う場合は、油が温まりすぎてから入れるとはねやすくなります。弱火で軽くなじませる程度にしましょう。
作り方|なすとベーコンのトマトパスタ
作り方の流れ
- パスタをゆでるお湯を沸かす
- なすを炒める
- ベーコンとにんにくを炒める
- トマト缶を入れて煮詰める
- なすを戻してソースになじませる
- パスタを加えて仕上げる
1. パスタをゆでるお湯を沸かす
大きめの鍋に湯を沸かし、塩を入れます。
塩の量は、湯1リットルに対して小さじ1〜2くらいが目安です。塩加減に迷う方は、失敗しないパスタのゆで方と塩加減を参考にすると、仕上がりが安定しやすくなります。
パスタは、表示時間より1分ほど短めにゆでます。最後にソースと合わせるので、少しかためで止めるとちょうどよくなります。
2. フライパンでなすを炒める
フライパンにオリーブオイル大さじ1と1/2を入れ、中火で温めます。
なすを並べ、あまり動かしすぎずに焼きます。すぐに混ぜるより、片面に軽く焼き色をつけるようにすると香ばしさが出ます。
なすは最初に油をよく吸います。ここで「油が全部なくなった」と感じても、あわてて油を足しすぎなくて大丈夫です。
火が入ってくると、なすは少しやわらかくなり、吸った油となじんでしっとりしてきます。
全体に焼き色がつき、なすがやわらかくなったら、一度取り出すか、フライパンの端に寄せておきます。
3. ベーコンとにんにくを炒める
同じフライパンに、残りのオリーブオイルを少し足します。
ベーコンを入れ、弱めの中火で炒めます。ベーコンの脂が少し出て、香りが立ってくるまで炒めるのがポイントです。
次に、にんにくを加えます。
にんにくは焦げると苦みが出るので、弱火〜弱めの中火でゆっくり香りを出します。ベーコンの脂に、にんにくの香りを移すイメージです。
4. トマト缶を入れて煮詰める
カットトマト缶を加えます。
フライパンの底についたベーコンの旨みを、トマトソースになじませるように混ぜます。ここにおいしさが残っているので、ソース全体に混ぜ込むと味が深くなります。

中火で5〜8分ほど煮詰めます。
水っぽさが少し飛び、ソースに軽くとろみが出てきたらOKです。フライパンの底をヘラでなぞったときに、少し跡が残るくらいを目安にしてください。
トマト缶は、煮詰めることで酸味がやわらぎます。時間がない日でも、数分だけしっかり煮詰めると味がまとまりやすくなります。
5. なすを戻してソースになじませる
炒めておいたなすをフライパンに戻します。
トマトソースをなすにからめるように、やさしく混ぜます。強く混ぜすぎるとなすが崩れやすいので、木べらや菜箸でそっと合わせます。
ここで味を見て、足りなければ塩を少しだけ加えます。
ベーコンに塩気があるので、最初から塩を入れすぎないことが大切です。
6. パスタを加えて仕上げる
ゆで上がったパスタをフライパンに入れます。
ソースがかたい場合は、パスタのゆで汁を大さじ2〜4ほど加えて調整します。
ゆで汁を入れると、ソースが少しゆるみ、パスタにからみやすくなります。トマトソースとパスタをなじませるように、弱めの中火で1分ほど混ぜます。
仕上げにこしょうをふり、お好みで粉チーズや乾燥パセリをかけます。
失敗しないコツ
先に押さえたいポイント
- なすは油を吸いやすいので、あわてて油を足しすぎない
- ベーコンは先に炒めて、脂と旨みを引き出す
- トマト缶は少し煮詰めて、水っぽさを飛ばす
- 最後はパスタのゆで汁で、ソースの濃さを調整する
なすは油を吸うものと考える
なすは、炒め始めに油をよく吸います。
そのため、最初はフライパンが乾いたように見えることがあります。ここで油をどんどん足すと、仕上がりが重たくなりやすいです。
まずは中火で焼き色をつけるように炒め、なすがしんなりするまで待ちます。
油が足りずに焦げそうな場合だけ、小さじ1ほど足すと調整しやすいです。
ベーコンは先に旨みを出す
ベーコンは、ただ混ぜるだけでなく、先に炒めて旨みを出すとソースがおいしくなります。
弱めの中火で炒めると、脂と香りが出やすくなります。
強火で急いで炒めると、表面だけ焦げて旨みが出にくくなることがあります。少し時間をかけると、トマトソース全体にコクが出ます。
トマト缶は少し煮詰める
トマト缶を入れたら、すぐにパスタと合わせず、数分煮詰めます。
煮詰めることで水っぽさが飛び、酸味もやわらぎます。
ソースがサラサラのままだと、パスタに味がのりにくくなります。軽くとろみが出るまで煮ると、満足感のあるトマトパスタになります。
パスタのゆで汁で最後に調整する
ソースが煮詰まりすぎたときは、水ではなくパスタのゆで汁を使います。
ゆで汁には塩気とでんぷんがあるので、ソースとパスタがなじみやすくなります。
入れすぎると味が薄くなるので、大さじ2ずつ加えて様子を見ましょう。
アレンジ|家にある食材で変えられる
家にある食材でアレンジしやすいです
- しめじやエリンギを加える
- 玉ねぎを加えて甘みを出す
- ベーコンの代わりにツナ缶を使う
- 赤唐辛子を少し加えて大人向けにする
しめじやエリンギを加える
きのこを加えると、さらに食べごたえが出ます。
しめじやエリンギは、ベーコンと一緒に炒めると香りが出やすいです。冷蔵庫に少し残ったきのこを使いたいときにも便利です。
玉ねぎを加えて甘みを出す
玉ねぎを薄切りにして加えると、やさしい甘みが出ます。
ベーコンを炒めたあとに玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めてからトマト缶を入れます。家族向けのまろやかな味に仕上がります。
ツナ缶で作る
ベーコンの代わりに、ツナ缶を使うこともできます。
ツナ缶で作るトマトパスタを知りたい方は、ツナ缶で手軽に|簡単トマトパスタもおすすめです。缶詰で作れるパスタを探している方にも作りやすい内容です。
辛みを足して大人向けにする
大人向けにしたい場合は、にんにくを炒めるタイミングで赤唐辛子を少し加えます。
辛くしすぎると家族で食べにくくなるので、まずは少量からがおすすめです。
保存方法と作り置きの考え方
なすとベーコンのトマトパスタは、できたてが一番おいしいです。
パスタは時間がたつと水分を吸って、やわらかくなりやすいからです。
作り置きしたい場合は、パスタと合わせる前のトマトソースだけ保存するのがおすすめです。
保存の目安
- 冷蔵保存:トマトソースだけなら2日ほど
- 冷凍保存:ソースだけなら2〜3週間ほど
- 食べるとき:温め直して、ゆでたてのパスタと合わせる
冷蔵保存
トマトソースだけなら、清潔な保存容器に入れて冷蔵で2日ほど保存できます。
保存するときは、しっかり冷ましてからふたをします。熱いままふたをすると、水滴がついて傷みやすくなることがあります。
食べるときは、フライパンや電子レンジで温め直し、ゆでたてのパスタと合わせます。
冷凍保存
冷凍する場合も、ソースだけがおすすめです。
1食分ずつ小分けにして冷凍すると、平日夜に使いやすくなります。保存期間の目安は2〜3週間です。
解凍後は、フライパンで温め直します。必要に応じて、水やパスタのゆで汁を少し加えてのばします。
翌日アレンジ
余ったソースは、ショートパスタにからめたり、ごはんにのせてチーズをかけたりしても使えます。
基本のミートソースパスタのように、作り置きしやすいソース料理に慣れておくと、平日ごはんの準備が楽になります。
なすとベーコンのトマトパスタに合わせたい副菜
なすとベーコンのトマトパスタは、しっかり味のトマト系パスタです。
副菜を合わせるなら、さっぱりしたものや、野菜を補えるものが合います。
たとえば、カプレーゼ、簡単サラダ、ミネストローネなどがおすすめです。
野菜をもう少し増やしたい日は、具だくさんミネストローネを合わせるのもよい組み合わせです。トマト系でまとまりがあり、家族にも出しやすい献立になります。
関連記事|トマト缶やパスタ献立を広げたい方へ
なすとベーコンのトマトパスタに慣れてきたら、ほかのトマト系パスタや副菜にも広げやすくなります。
よくある質問
Q. なすの皮はむいた方がいいですか?
A. 基本的には、皮つきのままで大丈夫です。
皮を残すと色がきれいに出やすく、形も崩れにくくなります。なすのトマトパスタでも、皮つきの方が見た目に彩りが出ます。
皮がかたいと感じる場合は、しま模様になるように一部だけむくと食べやすくなります。
Q. なすが油っぽくなってしまうのはなぜですか?
A. 炒め始めに油を足しすぎている可能性があります。
なすは最初に油を吸いやすい食材です。すぐに油を追加せず、少し待って火を通すと、しっとりした食感になりやすいです。
焦げそうなときだけ、少量ずつ油を足しましょう。
Q. トマト缶は1缶使ってもいいですか?
A. 使っても大丈夫です。
その場合は、パスタや具材も増やして4人分にするとバランスが取りやすいです。2人分で1缶使う場合は、少しソース多めの仕上がりになります。
余ったトマト缶の使い道に迷う場合は、スープや別のパスタに使うと無駄になりにくいです。
Q. ベーコンの代わりに使える食材はありますか?
A. ウインナー、ツナ缶、鶏もも肉、ハムなどでも作れます。
ベーコンのような旨みを出したい場合は、最初にしっかり炒めるのがポイントです。
ツナ缶を使う場合は、油ごと少し加えるとコクが出ます。ベーコンのトマトパスタとは少し違う、やさしい味に仕上がります。
Q. 子ども向けに作るときのコツはありますか?
A. こしょうや赤唐辛子を入れず、粉チーズを少し加えると食べやすくなります。
トマトの酸味が気になる場合は、ソースを少し長めに煮詰めるとまろやかになります。玉ねぎを加えて甘みを出すのもおすすめです。
家族向けのパスタにしたいときは、辛みを入れず、ベーコンの旨みとトマトの甘みを生かすと食べやすくなります。
Q. 作り置きできますか?
A. パスタと合わせる前のソースだけなら作り置きできます。
パスタまで合わせると、時間がたつほど麺がやわらかくなります。
おいしく食べたい場合は、ソースを保存して、食べる直前にゆでたパスタと合わせるのがおすすめです。平日夜の時短にも使いやすくなります。
まとめ|なすとベーコンで満足感のある簡単トマトパスタ
なすとベーコンのトマトパスタは、少ない材料でも満足感を出しやすい家庭向けの一品です。
なすは油を吸ってとろっとやわらかくなり、ベーコンは炒めることで旨みが出ます。そこにトマト缶を合わせて少し煮詰めると、平日夜にも作りやすい簡単トマトパスタになります。
ポイントは、なすを動かしすぎずに焼くこと、ベーコンの旨みを先に出すこと、トマト缶を少し煮詰めることです。
難しい材料を使わなくても、火加減と順番を意識するだけで、家族に出しやすいパスタになります。
トマト缶を使ったパスタに慣れてきたら、トマトベーコンパスタ、ツナ缶のトマトパスタ、基本のミートソースパスタなどにも広げやすくなります。

